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ことにあわれみたまふ

 歎異抄9条に、親鸞聖人はまだまだ煩悩が多いので娑婆には未練があり、急いで浄土へ参りたいという気持ちはありません。まだ安養浄土は恋しくない。その私に、阿弥陀さまは、急ぎ参りたき心なきものを、「ことにあわれみたまふなり」。これにつけてこそ、大悲大願はたのもしく往生は間違いないと話されています。阿弥陀さまの仕事は、苦悩の有情を必ず救うということです。苦しんでいるもの、悲しんでいるもの、不安に思っているものを、ことにあわれんでくださっているのです。苦しければ苦しい時ほど、不安であれば不安である時ほど、思い通りにならんことのおかげで、阿弥陀さまは私たちの口から「ナンマンダブツ」とお出ましになっているのです。私たちに「ナンマンダブツ」と申させようと用(はた)いてくださっているのです。それが阿弥陀さまの仕事であり、阿弥陀さまの用事なのです。決して見捨てられないのです。だから頼もしいのです。必ず救われるのです。もし私たちに苦悩や煩悩がなければ阿弥陀さまの仕事・用事はないのです。

at 14:37, 不死川 浄, -

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