smtwtfs
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< May 2016 >>
profile
new entries
archives
recent comment
recent trackback
links
mobile
qrcode
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
search this site.

ぶれない心をいただく

 「さるべき業縁が催さば如何なる振る舞いもすべし」と言われるように、人間は縁次第で何を思い何をするかわからない存在です。
人間の心も縁ひとつで状況次第でどう変わるかわかりません。本当に心はコロコロしています。そんな心の移ろいを仏典には「六窓一猿」と説いています。一匹の猿が縁次第で六っの窓から顔を出しているように、人間の心は常に変わることを教えています。喜んでいても嫌な言葉一つで腹が立ちます。悲しい知らせを聞けば泣きたくなります。利害関係になると損得の気持ちが揺れ動きます。執着の心が湧きあがります。人に影響され、環境に動揺し、欲望に決意も揺らぎます。人間の心は決して変わらないという「まことの心」はありません。縁次第でぶれていきます。フラフラしています。そんな私たちの心をよび覚まし、気づかせ、ぶれない心にさせない働きが念仏です。すぐにぶれようとする私の心を支えてくださるのです。縁一つでどう変わるかわからない私であるから、決してぶれない真理の言葉を、仏の声を生きる座りとして生きていくのです。

at 17:12, 不死川 浄, -

comments(0), trackbacks(0), pookmark