2013.01.31 Thursday
キャッチボール
念仏を称えるとは、阿弥陀さまとキャッチボールをすることです。阿弥陀さまが、「必ず救う、我にまかせよ」というお念仏のボールを私たちに投げていられるのを、しっかりと受け止めて 「ありがとう」と投げ返すことです。気をつけなければいけないのは、私たちが先に投げるのではありません。阿弥陀さまが投げられたボールを受けとめ投げ返すのです。阿弥陀さまは私たち凡夫をそのまま救うには念仏になるしかないと気づかれ、自ら南無阿弥陀仏となられ いつもよび続けていられるのです。ボールには、ストレート・カーブ・フォークとあるように、その人の状況に応じて、「いつも一緒だよ」「そのままでいいんだよ」「思いあがつてはいけないよ」「真実に目覚めよ」という願いを念仏の込めて、私たちに投げてくださっています。阿弥陀さまは私たちの苦しみ・悲しみを我が痛みとして、必ず救わずにおれない、みんなが救われなかったら私は仏にならないと誓っていられます。阿弥陀さまの悲しみいっぱいのボールをしっかりと受け止めて、「ありがとうございます」と力一杯投げ返しましょう。称名