2011.06.29 Wednesday
お念仏に遇う
お念仏に遇うとは、生きる力が身についてくるのです。東日本大震災で大津波に遇いながら、見事に満開の花を咲かせた桜の木のように、生きる土台がしっかりするのです。 お念仏に遇う、信心をいただくことは人生の土台工事です。一時的な修理をするという補強工事ではありません。人間を立派にする、偉い人になるという内装工事でもありません。いくら補強をしても、内装を立派にしても大きな地震があれば崩れていきます。どんな状況になっても、どっちに転んでも大丈夫といえる確かな土台を身につけるのです。 この世は無常です。常に移り変わっています。それ故に決して変わることのない、焼けても、水に流されても、失なっても、裏切られても、盗まれても、決して変わることのない真実を身につけるのです。