2011.05.29 Sunday
関東ご旧跡参拝
昨日まで親鸞聖人ゆかりのご旧跡を参拝してきました。やはり現地に行かなければわからないことは多いです。(茨城県も北の方へ行くと屋根にブルーシートが目立ってきました。泊まった大洗の海岸沿いのホテルは津波で一階は浸水したそうですが、もう復旧していました。)親鸞聖人は関東の地で約20年布教活動うをして多くのお弟子ができました。関東の地は神への信仰、虚空菩薩の信仰、観音信仰が現在でも根強く残っているそうです。親鸞聖人はその中で、地元の宗教と折り合いをつけ念仏を伝えていかれました。しかし名代で行った善鸞さんはきっと折り合いがつけられなかったのでしょう。浄土信真宗は阿弥陀一仏で、他の神や仏は認められないと、厳しく追求しそれが原因で関東の人々ともめたのでしょう。善鸞事件のあと、親鸞聖人はたくさんの書物を書いていられます。それは善鸞さんが書かせたのであるともいえます。同行してくださった今井先生は、これから善鸞さんの疑いを晴らし、善鸞さんの復権をしなければいけないと話して下さいました。本当にその通りであると思いました。