2011.02.25 Friday
念仏も法則です
人間は自然の道理を正しく見ることは出来ません。ありのままをありのままに見ることは出来ません。いつも自分の都合で、自分勝手に見ているから苦しんだり争ったりしているのです。 ではどうすればいいのか、それは真実を求める方向を変えるのです。 人間の方からありのままに見るのではなく、ありのままの世界から私たちにありのままを伝えようとしている働きに気づくのです。ありのままの世界である真如から来てくださっているのです。そのはたらきを如来と言います。阿弥陀如来は、私たちにこの世のありのままの世界を知らせようと、念仏となり現われてくださっているのです。 何事も本当の世界にはよびかけがあります。そのよび声が念仏です。真実に背いてしか生きれない私たちに、ありのままの世界から来て、「真実に目覚めよ」「阿弥陀仏に南無せよ」といつもよびかけているのです。それが念仏です。私たち凡夫はこの念仏法則にしたがって生きるしか救われないのです。