2008.01.26 Saturday
疑い(3)
仏さまの願いを疑ってはいけないと教えられてきました。しかい疑いが無ければ晴れることもないし、喜びもありません。お念仏が生きる支えになりません。何故念仏一つで救われるのか、疑問を持ち真剣に聴聞しなければいけません。阿弥陀さまは「マカセヨ」といつも呼びかけていられますが、マカスにはマカス方がどんな方かよく知らなければまかせられません。たとえばある人から「この人は大変素晴らしい人です。信じなさい」と紹介されても、初めて会った人を信じることはできません。「どんな人かなと、疑いを抱いています」。その人をよく知りその人が本当に素晴らしい人と思えた時、疑いが晴れ信じることが出来るのです。それは私が信じたのではなく、その人の人間性(人柄)が私の疑いを破り、信じさせてくれたのです。仏の教えを盲目的に信じるのではなく、意味内容をよく吟味し思慮し検査し、我が身が納得出来た時、教えが生きる力、支えになるのです。