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根無し草

 根無し草とは、地中に根を張らず、水に浮いている草、浮き草のことですが、浮き草のように漂って確かな依りどころのない生活の例えとして言われます。人間はもともと根無し草のように確かな根を持っていないのです。心も言葉一つで喜んだり、悲しんだり、怒ったりコロコロしています。縁ひとつ状況次第で不安になったり、思い上がったり、人を責めたりフラフラしています。強い意志を持ち決して変わることはないと思っていても、不幸が続くとどう揺らぐかわかりません。仏法を聞くとは、揺れる心を揺れないようにするのではありません。不安をなくす教えではありません。何故私たちは、縁次第で動揺したり、不安になるかを、その由来を明らかにしてくださっているのです。私たちは自我中心に生き、確かないのちの根を持っていない存在であり、どんなに頑張っても人間は縁次第で動揺したり、不安になるものだと気づかせ、「揺れたっていいんだよ、不安になっていいんだよ、それは風にまかせておればいいんだよ」と教えてくださっているのです。阿弥陀如来はその人間の器量を見抜き、念仏となり「私があなたの根となり、どんな状況になっても支えます。決して見捨てません」といつもよびかけてくださっているのです。「根さえしっかりしていれば、枝や葉は揺れたっていい、風にまかせておればいい」です。念仏とは私たちのいのちの根となるのです。

at 20:17, 不死川 浄, -

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