2018.12.24 Monday
仏のみ名を聞く
阿弥陀如来は、苦悩の有情を必ず救うと願われ、苦しんでいる人々を一人残らず救うにはこれしかないと、南無阿弥陀仏という名前の仏さま、声の仏さまになられたのです。南無阿弥陀仏とは、阿弥陀仏に南無せよ「我にまかせよ」という仏さまのよび声です。そのよび声を聞くのです。そのよび声が聞こえたら、我が身に届いたら、私たちの方から阿弥陀仏に南無します「あなたにおまかせします」と応えていくのです。阿弥陀さまは南無阿弥陀仏というみ名の中にすべてに功徳を込めて、「必ず救い仏にする」「いつも一緒だよ。決して見捨てない」とよび続けてくださっているのです。私たちが苦しい時、辛い時、悲しい時、不安な時、間違いをおこしそうな時ほど、私たちの口から「大丈夫だよ」出てくださり、「安けき心」をにじませてくださるのです。仏のみ名を聞き、よび声に応えていきましょう。「とにかくもあなたまかせの年の暮れ」です。「ただ念仏のみぞまこと」です。